金沢大学実戦空手部は、山本健司館長による「講武館」空手の習得を目指しています。私達は講武館の生徒の方々と共に、先生方や先輩方の御指導のもと稽古を行っています。

 現在普及している空手は、伝統派(試合ルールは寸止め)とフルコンタクト派(試合ルールは直接打撃)に大きく分けられます。我が部の組手は、後者のフルコンタクトルールにのっとって行います。フルコンタクトとは、防具を着用せずに(※女子は要着用)相手に直接突きや蹴りの攻撃をあて、相手に与えたダメージや手数などで勝敗を決める空手のルールです。ただし、普段の稽古では安全面を考慮し、サポーター等を着用します。R4年からは、フルコンタクト空手界では初となる、学生日本一を決めるインカレが開催されるようになりました。部員たちは、インカレで優勝することをモチベーションに、稽古に取り組んでいます。

 組手稽古だけでなく、昇級審査やOB交流戦のため、型の稽古も行います。H 23年度秋の大会からは型試合も開催され、型稽古にも力を入れつつあります。我が部では、平安(へいあん)など、主に松濤館(しょうとうかん)流派の型を採用しています。

 また、昇級審査が1年に約4回設けられています。段位を取得していくことで、自分の成長を感じたり、自分の不出来な部分を見つめなおしたりすることができます。試合については、正道会館等、他流派の大会にも積極的に出場できるので、自分の実力や成長を試す機会が数多くあります。

 我が部は、空手を通して、礼節を学ぶと共に、不撓不屈の精神を養うこと、また文武両道の充実した生活を送ることを目標として日々稽古に励んでいます。